電気自動車と電池は明日を拓く

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2017/10/12 1:56
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EU、「EV電池のエアバス」設立へ アジア依存脱却めざし18年始めにロードマップ
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22156940S7A011C1EAF000/ EU、「EV電池のエアバス」設立へ アジア依存脱却めざし18年始めにロードマップへの外部リンク
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 【ミュンヘン=深尾幸生】欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は11日、電気自動車(EV)用電池の欧州企業による大規模生産に向け2018年2月にロードマップを策定すると発表した。仏独などの航空機産業がひとつになって誕生したエアバスの成功を念頭に、欧州企業の知見を結集する「電池版エアバス」を目指す。EVの主要部材ではアジア企業が先行しており、地域間の主導権争いが激しくなりそうだ。

 同日、欧州の自動車大手や素材メーカーを集めてブリュッセルで「電池サミット」を開いた。独ダイムラーや仏ルノーなどの自動車大手に加え、独シーメンスや化学大手の独BASF、エネルギー大手の仏トタルなど40社・団体の代表が出席した。

 EV向けのリチウムイオン電池セルは、パナソニックや韓国LG化学、サムスンSDIなど日韓と中国メーカーが多くのシェアを握る。欧州委のシェフチョビッチ副委員長は会合後の記者会見で「アジアの技術に依存したままという選択肢はありえない」と述べた。

 「複数の『ギガファクトリー(EV数十万台分の電池を供給できる巨大工場)』が必要だ」との考えを示した。サプライチェーンや資金面での支援、研究開発、標準化などの作業部会をつくって戦略をまとめる。

 独フォルクスワーゲン(VW)やダイムラーなど欧州の自動車大手は25年に新車販売の25%をEVにする目標を掲げる。一方で東欧で韓国勢が工場を建設しているほかは欧州メーカーによる供給網の整備が遅れている。

 ドイツとスウェーデンでスタートアップ企業によるギガファクトリー構想が動き始めたほか、VWや自動車部品世界最大手の独ボッシュが電池生産への参入を検討している。

 欧州委は知的財産などの共有や投資の促進策を打ち出し、アジアに対抗したい考えだ。25年以降に登場が見込まれる次世代電池の開発も対象に含み、主導権奪還を狙う。

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