電気自動車と電池は明日を拓く

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発行日時
2018/1/11 10:52
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GSユアサが欧州に電池工場、エンジン始動用から開拓
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25570500R10C18A1X13000/ GSユアサが欧州に電池工場、エンジン始動用から開拓への外部リンク
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 GSユアサは11日、ハンガリーに車載用リチウムイオン電池の新工場を建設すると正式に発表した。エンジンを始動させるのに使う電池を皮切りに、2019年11月から段階的に供給を始める。自動車の電動化に向けて世界の電池大手が大型投資を進めている。エンジンの始動用という独自性のある分野から欧州市場を開拓する。

駐日ハンガリー大使と握手を交わすGSユアサの村尾社長(右)(11日、京都市)

駐日ハンガリー大使と握手を交わすGSユアサの村尾社長(右)(11日、京都市)

 まず40億円を投じてエンジン始動用の組み立て工場を建てる。生産能力は年50万個で、主に欧州の自動車メーカーに供給する。市場の動向を見ながら、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などのモーターの駆動に使う電池の基幹部品「セル」の生産で追加投資を検討する。

 GSユアサは鉛蓄電池でエンジン始動用の分野で地位を築いてきた。容量の大きいリチウムイオン電池は地球環境にも優しく、環境への意識が高い欧州で需要が見込めると判断した。村尾修社長は同日京都市で開いた記者会見で、「今後は他社とのアライアンスなども検討しながら、EVやHVに向けた展開を考えていきたい」と、事業拡大に向けた戦略を語った。

 GSユアサは三菱自動車ホンダなどとの共同出資会社を通じて日本でリチウムイオン電池を生産してきた。ハンガリーでは車載用リチウムイオン電池事業では初の単独投資となる。「(業界として新しい電池を)スピード感を持って市場に投入していかなければいけない」と、単独での投資に踏み切る意義を強調した。

 ハンガリーでは韓国のサムスンSDIやSKイノベーションなどがリチウムイオン電池の新工場の建設を進めている。欧州では英国とフランスの政府が40年までにガソリン車の販売禁止を発表するなど、環境規制の強化に伴ってEVなどの電動車の市場が広がる見通しで、日本のメーカーで初めて欧州でリチウムイオン電池を生産する。

(千葉大史)

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