配車サービスなどを展開するUberが都市空間の有効な移動方法として、2023年にサービス開始を予定しているのが空飛ぶタクシー「Uber Elevate」です。この「Uber Elevate」の開発パートナーとして新たに名乗りをあげたのが、韓国の自動車メーカー「ヒュンダイ」です。

Uber×ヒュンダイが強力タッグ

1月6日にラスベガスで開催された「CES 2020」にて、Uberの空飛ぶタクシー「Uber Elevate」を「ヒュンダイ」が共同開発する事が発表されました。Uberが配車サービスを担当し、ヒュンダイが製造をおこなうとのこと。韓国の自動車メーカーが本格的にエアモビリティ製造を手がけるのは初めての事です。

ヒュンダイは未来の都市の在り方を追求する一環として、空の移動革命への取り組みを強化しています。モビリティメーカーとして空の移動手段を提供することが、未来の都市化において最も重要なことだと位置付けています。

新たに公開された新モデル『SA-1』

CES2020で公開された新コンセプトモデルである『SA-1』は、最大時速290km、最長で100kmの飛行が可能なエアモビリティです。100%電動で動き、充電に必要な時間はわずか5~7分だというから驚き。初期段階では操縦士が運転し、将来的には自動飛行を目指していると言います。

垂直に離着陸するときは6枚あるうちの小型プロペラが補助的に回り、メインの大型プロペラ4枚は変動しながら前と上を向く仕組みです。小型プロペラを導入する事で騒音を極限まで小さくし、都市部での騒音対策に一役買うとのこと。エアタクシーのターミナルとなる「S-Hub」、移動するためのシャトルである「S-Link」も同時に発表され、2023年の実用化に向けて、本格的に開発を進めています。

2023 年までにダラス、L.A.、メルボルンの3都市にターミナルを完成させる計画です。

エアモビリティに関する国内の動向

ヒュンダイ、トヨタなどに加えて昨年末にはポルシェがボーイングとの共同開発を発表するなど、世界の大手自動車メーカーがエアモビリティに本格参入しようとしています。このように、世界中で注目を浴びているエアモビリティですが、国内でも政府が「空飛ぶクルマ」ロードマップを策定するなど、実現に向けた動きが本格化しています。

A.L.I.Technologies社、SkyDrive社など国内ベンチャー企業がエアモビリティ開発を進める一方で、トヨタなどの大手自動車メーカーが空飛ぶタクシーを開発する米ベンチャー企業に430億円の大型出資をするというニュースも飛び込んできました。

実際にエアモビリティを日本で実用化するには、機体開発だけでなく運用システムや飛行ルールの形成、インフラ整備などの幅広い制度設計が求められます。日本政府は2020年代のエアモビリティ社会の実現を目指し、国をあげて技術と制度の両面から具体的なシステム設計を進めています。

編集後記

エアモビリティは世界で複数のアプローチがされ、各メーカーで研究開発が急速に進んでいます。世界に先駆け実用化に成功するのは果たしてどのメーカーなのでしょうか?今後の動向が注目されます。

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