電気自動車と電池は明日を拓く

東芝の新型二次電池。優れた安全性と長寿命、急速充放電等の特性を兼ね備えているとしている。SCiBは、Super Charge ion Battery、の略。

産業分野を中心に2008年3月から量産を開始予定。


東芝二次電池SCiB」、電動自転車用バッテリーに採用 anchor.png

  • 東芝の二次電池「SCiB」、電動自転車用バッテリーに採用:エコ技術・エコ製品:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-

    東芝は、独自のリチウムイオン二次電池SCiB」を、自転車部品大手のシマノへ、電動アシスト自転車用コンポーネントのバッテリーシステムとして供給する。SCiBの長寿命性能と、急速充電性能が評価された。急速充電性能は、回生充電機能の向上につながる。

    SCiBのセルを組み合わせた電池モジュールを供給する。走行中やブレーキ時のエネルギーを電力に変えて充電する回生機能を備え、急速充電性の高い SCiBと、回生効率が高いシマノのモーター、インバーターシステムによって走行距離を伸ばす。電池モジュールは、シマノが欧州の電動アシスト自転車市場向けに、年内に供給開始する製品に搭載される。東芝は、シマノの展開に対応して供給量を増やしていく。

    SCiBは、東芝が開発した新型の二次電池で、「Super Charge ion Battery」の略。新材料の採用などによって熱暴走を起こしにくい構造にして安全性を高めた。充放電6000回以上の長寿命、5分での急速充電、高出力、氷点下30℃でも動作することなどが特長だ。

    東芝SCiB事業に注力し、1月に沖縄電力が実証試験用の蓄電ユニットに採用。4月には本田技研工業から、12月に発売するビジネス用電動バイク「EV-neo(イーブイ・ネオ)」用に受注。さらに三菱自動車と電気自動車への搭載に向けてSCiBを使った電池システムを共同開発している。電動車両向けや電力貯蔵用に受注、提案活動を積極的に行い、2015年度に売上高2000億円を目指す。

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東芝の新型バッテリー「SCiB」が電動バス開発プロジェクトに採用 anchor.png

  • Car Watch 東芝の新型バッテリー「SCiB」が電動バス開発プロジェクトに採用

    東芝は8月7日、同社の新型バッテリー「SCiB」が、「電動フルフラットバスの地域先導的普及モデル策定とシステム化の実証研究」に採用され、同研究に協力すると発表した。


    SCiBは、新素材などで長寿命を実現したバッテリー。バッテリーは充放電を繰り返すと容量が減り、使用できなくなるが、SCiBは6000回の充放電後も90%強の容量を維持するという。また5分間で90%の急速充電が可能で、-30度の低温でも使用できるほか、熱に強い素材を採用することで安全性も高いと言う。


    「電動フルフラットバス」の実証研究は、環境省による産学官連携環境先端技術普及モデル策定事業の1つとして、 7月に採択されたもの。代表は高速電気自動車Eliica」の開発で知られる清水浩教授(慶應義塾大学環境情報学部)。Eliicaの技術とSCiBを用いて、ディーゼルエンジンのバスと同等以上の性能と経済性を持つ、フルフラットのバスを開発するのが目標。神奈川県で実際に走行させ、実証実験を行う予定。


    電動バスの仕様は、車体サイズが約9×2.4×2.7mで、大型バスより小さいにもかかわらず、Ellicaの集積台車とインホイールモーターなどを使うことでフルフラット化し、大型バス並の69名の定員を確保するというもの。1充電の航続距離150km、最高速度100km/h、登坂力20%、充電時間10分を目標とする。ボディーはいすゞ自動車が、充電インフラは東京電力が、実証実験には神奈川県バス協会が協力する。

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新型二次電池「SCiB」の本格量産に向けた拠点整備について anchor.png

  • 東芝:ニュースリリース (2008-12-24):新型二次電池「SCiB」の本格量産に向けた拠点整備について

    当社は、新型二次電池「SCiB」の将来の需要拡大を見据え、本格的な生産に向けた第二量産拠点の整備を決定しました。現在生産を行う佐久工場(長野県佐久市)に続く新しい量産工場は新潟県柏崎市を第一候補として、今後、具体的な検討を進めていきます。


    SCiBは、高い安全性と、一日一回充放電を行っても10年以上使用可能な長寿命性能、わずか5分間で容量の90%以上の充電が可能な急速充電性能を備えています。すでにキャノンデールスポーツグループの電動自転車への採用が決まっているほか、現在、さまざまな企業から高い関心を得て、当社から提案活動を続けているところです。


    また、2010年度以降、産業用途、車載用途のリチウムイオン電池の需要の大幅な伸張が予想され、2015年度には、グローバルなリチウムイオン電池市場全体で約1.7兆円の市場規模が見込まれます。このような中で、第二拠点として、新たに量産工場を建設することで、今後の産業用途や車載用途の需要急増にタイムリーに対応できる体制を整えるとともに、将来のSCiBの速やかな量産規模の拡大に備えます。


    新潟県では、経済産業省が推進する「EV・pHVタウン構想」*1に柏崎・刈羽地域をモデル地域の一つとして応募しており、低炭素社会実現・関連産業の創出を目指して電気自動車に係わる取り組みを展開しております。今回の候補地検討にあたっては、将来的に車載用途向けへの採用も目指すSCiB事業と方向性が一致していること、先行する佐久工場に近接していること、さらに助成制度など、総合的に判断をしてこの度、複数ある候補地の中から柏崎市を第一候補として選定したものです。


    新工場は、2009年秋頃の着工を目指し、産業用途の需要拡大が期待できる2010年秋を目処に量産を開始する計画です。工場建設地の決定時期や、具体的な建設予定地、建設スケジュール等の詳細については、今後の市場動向を踏まえ、改めて決定いたします。


    当社は、SCiB事業を成長性の高い新規事業と位置づけており、産業分野や車載分野を中心にグローバルに事業展開を図っていきます。

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新型二次電池「SCiBTM」の事業化について anchor.png

  • 東芝:プレスリリース (2007.12.11)

    SCiBは、高い安全性と、急速な充放電を行っても10年を超える長寿命性能、わずか5分間で容量の90%以上の充電が可能な急速充電性能を備えています。この優れた特性バランスを実現するため、当社独自の新負極材、新セパレータ、新電解液を採用し、さらに新たな生産技術を確立したことにより、高い信頼性の二次電池を実現しました。加えて、SCiBの長寿命性能は、電池交換時に発生する廃棄物の削減を通して、環境負荷の低減にも寄与できます。


    新製品は、4.2Ah(アンペアアワー)のセルを10個直列に配列したモジュール(標準モジュール)で構成されます。標準モジュールには、電池特性を最大限に活かすため、電圧・温度監視、異常監視・保護、セルバランス調節等の機能を備えたバッテリーマネージメントシステムが搭載されています。


    SCiBは、すでに二次電池の普及が始まっている電動自転車や電動バイク、フォークリフト、建設機械などに加え、非常用電源や風力発電での電力回生や電力品質の安定化などの用途への適用が可能です。その後、より高性能な電池セルの開発を進め、ハイブリッド自動車や、将来の電気自動車などへの適用も目指します。


    当社は、SCiB事業を成長性の高い新規事業と位置づけ、産業分野や車載分野を中心にグローバルに事業展開を図り、2015年度には、売上高1000億円規模を目指します。


    SCiBの主な特長
    1.高い安全性
    SCiBは熱的安全性の高い新負極材や高引火点の電解液の採用等により、内部短絡や熱暴走を起こし難く、破裂、発火の可能性の極めて低い電池です。


    2.長寿命性能
    急速な充電条件による約3000回の充放電サイクル後も、容量低下はわずか10%未満です。約5000回を超える繰り返し充放電が可能で、1日1回の充電で10年以上繰り返して使用することができます。


    3.急速充電性能
    高い安全性を確保し大電流充電(50A)が可能なため、SCiBセル、標準モジュールともに、電池容量の90%以上の充電が5分間で完了できます。


    4.高出力性能
    電気二重層キャパシタ並みの高い入出力性能をもっており、大きなパワーが必要な用途に最適です。


    5.低温性能
    マイナス30℃の低温環境でも十分な放電が可能であり、寒冷地での使用が見込まれる用途にも適しています。


*1 経済産業省が進める、EV(電気自動車)やpHV(プラグインハイブリッド車)を普及させるための「タウン構想」。

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Last-modified: 2018-01-08 (Mon) 01:24:02 (JST) (469d) by evinfo