電気自動車と電池は明日を拓く


<a href="http://www.sciscoop.com/story/2007/3/14/9218/84717">Science Articles || Science News Forum</a>を翻訳しなおしてみました。

ゼブラ電池は南アフリカ共和国プレトリアのCSIRに勤務していたJohan Coetzerが1985年に発明したが(ゼブラ電池の名称はゼオライト電池研究アフリカプロジェクトに由来している)、ほぼ20年間開発が継続されていた。この電池の技術的な名称はナトリウム塩化ニッケル電池(Na/NiCl2電池)である。

車および船の電気推進力のための有望な未来の電池の1つがナトリウム塩化ニッケル電池(もしくはゼブラ電池)である。高温動作という不利な点にもかかわらず、重量エネルギー密度と体積エネルギー密度は優れており、特に(例えば、配達用バンおよびタクシーにおいて見られるように)大小変化する連続的な負荷を有する用途ではおもしろい電池の候補である。他の用途としては、電気推進力の潜水艦または未来の電気水上艦船のような船がある。

ゼブラ電池に魅力的なエネルギー密度、出力密度(90 Wh/kgおよび150 W/kg)を有する。液体電解質は157度で固体化するため、通常の実用温度範囲は270〜350度である。このシステムのために開発されたβアルミナ固体電解質はナトリウム金属およびナトリウムAl-Cr合金の両方に対し非常に安定している。大型の電池で1500サイクル以上、5年以上の寿命が実証されている。また、10ないし20セルのモジュールで3000サイクル、8年以上の寿命が実証されている。ゼブラ電池駆動の自動車は200万kmを走行した。

ゼブラ電池の材料はニッケル水素電池リチウムイオン電池と比べると、高価でまたかなり重いが、ハイレート、高温環境でも、20%充電レベル以下までの深い放電サイクルに対し非常に強い。しかし、この電池は保温が必要であり、長い走行距離を頻繁に低速で走行する、市街地走行バス、配達用トラック、ごみ収集トラックなどのような自動車のみ効果的である。

また、発電所においてピークエネルギー需要を相殺するための定置式電力貯蔵のような用途もある。

Halton Hill水力発電所、オンタリオ州アクトンの小さな発電所、には20kWhのナトリウム塩化物電池システムが導入され、電力を最適な時間帯に自動で充放電している。このプロジェクトは2006年7月に開始された。

Halton Hillで使用される電子的、電気的管理システムのすべては商用化され、特別な電気的業務は必要ではない。ゼブラ電池は本システムの鍵である。電力は全体的なエネルギー効率が約18%しかない水素燃料電池よりも効率的に蓄電され、ゼブラ電池の交流−交流変換効率は80%を超える。

ゼブラ電池が鉛蓄電池技術よりも安全であることを示しているもうひとつの適用分野としては、潜水艦の動力源がある。

さらに詳細な情報は、ゼブラ電池技術を推進しているBeta Research and Developmentのウェブサイトであるhttp://www.betard.co.uk/、で参照できる。


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Last-modified: 2018-01-08 (Mon) 01:24:00 (JST) (503d) by evinfo